昨今のSNSにおける映画の切り抜き動画の流行は、作品の認知度を高める一方で、映画という芸術形式を「刺激的な瞬間の羅列」へと変質させている危惧があります。例えば『いぬやしき』のようなCGを多用する作品において、技術的な完成度ばかりが注目され、脚本の整合性や静止した時間の中にある情緒が軽視されているように感じます。1分間の映像で「スカッとする」シーンだけを消費する視聴習慣は、映画本来の持つ「時間をかけて物語に没入する」という体験を希薄にしているのではないでしょうか。皆さんは、こうした断片的な視聴体験が映画文化に与える影響をどう分析されますか?